エンジンはL20のノーマル。
キャブレターはウェーバー40Φに社外のタコ足&マフラーという仕様です。
全体の感触は悪くはないのですが、アクセルを早く開けて加速していくと3,000回転あたりで回転上昇が鈍り、そこを過ぎるとまた加速するような状態でした。
そこで良くないところの回転数とアクセル開度から「スロージェットが薄いのでは?」と疑い、まず現状の番手を確認。
50番のスロージェットだったので、55番に替えて走行してみるとかなり良くなりましたが、ちょっと引っかかりが残る感じ。
さらに60番に上げると3,000回転あたりの引っかかりは完全になくなったのですが、今度は上の回転で少し重くなった感じが。
スローが濃くなったことでメインジェットとのオーバーラップ領域が濃くなりすぎたようです。
そこでメインジェットを165番から160番・155番と薄めてみると軽く回る感じになったのですが、今度はまたまた下でモタつくところが…。
再度スロージェットの番手をアップすることに。
65番にしてみると今までで一番良くなり、全域でスムーズ&パワフルです。
最後にメイン150番も試してみましたが、さすがに薄すぎるのかパワー感がなくなりました。
最終的にメイン155番・スロー65番でセッティング終了。
キャブレターのジェットを交換しながら狙い通りにエンジンフィーリングが良くなっていくのを体感するのは楽しい作業です。
ですが調子が悪いからといっていきなりジェットを交換する前に点火時期やプラグ、燃圧や油面高さ、同調、エンジンコンプレッションなど基本的なところが適正なのかをよく確認する必要があります。
特に古い車ではこういったところが原因で調子を崩していることが多いです。
まずは基本の確認を忘れずに。