装着しているマフラーは純正品で、排気漏れ箇所はリヤタイコとセンターパイプを繋いでいるフランジ部です。
修理するためにはまずマフラーの取り外しからですが、錆が原因で排気漏れしているマフラーの場合はボルト・ナットが普通に外れることはまずありません。
ここはガスであぶって緩めます。
リヤマフラーを取り外してフランジ部を見るといたとパイプの繋ぎ目に三日月状の大きな穴が空いています。
このフランジ形状の日産車はここが錆びやすいらしく、他の日産車でも同じ状態になっているのをよく見ます。
まずは浮いている錆をベルトサンダーで削り落とし、表面を溶接しやすい状態にします。
次に穴の形に合わせて半自動溶接で少しずつ穴を埋めていきます。
表・裏どちらからも溶接することで肉厚を稼いで長持ちするようにしますよ。
最後に耐熱塗料を塗って出来上がり。
マフラーを取り付ける時には純正ガスケットのほかに耐熱タイプの液体ガスケットを併用して排気漏れに万全を期しておきます。
今回のようにマフラーの錆びたボルトを緩める時には潤滑剤を吹き付けてから作業すると良いとよく言われていますが、作業しようと思う直前に吹き付けてもほとんど効果はありません。
潤滑剤に頼る場合には作業する2〜3日前くらいから複数回吹いて、潤滑剤をよく染み込ませておくのがコツです。
今すぐ緩めたい!という場合はやっぱりガスであぶるのが一番ですね。