リヤも車高調にするのですが、基本的にフロントと同じ作業になるのでここでは省略します。
リヤはドラムブレーキです。
まずはここから取り外し。
ブレーキ回りの部品が外れたら次はストラットとロアアームを繋いでいるスピンドルシャフトのロックを打ち抜いて外し、
シャフトのエンドを銅ハンマーで叩いて抜きます。
ネジ山を傷めない程度の強さでやさしく叩いてみますが、この程度で抜けてくることはありません。
ということでいつもの通りロアアームごと取り外し、油圧プレスを使用して抜き取ることになります。
ここのシャフトは非常に固着しやすく、また古いものになると曲がったり錆びたりしていることも多いので、できれば再使用したくありません。
新品部品を用意しておくのがおすすめです。
今回は季節が悪くじっくり試走することができなかったのですが、かなり足回りのフィーリングは良くなったと思います。
S30Zはリヤに比べフロントのストロークが短く、今回のようなバネレートと車高の設定だと大きめの段差などでフロントショックが底付きすることがあるので、フロントはショートケースにするのが良い方法です。
あとは最近の車のように硬いバネやピロアッパーマウントなどの装着もなるべく控えた方がいいと思います。
ボディ剛性や強度なども今の車に比べて低い作りになっているので、サーキット走行をするのでなければ(それなりにボディ剛性を高める作業をしないのであれば)これくらいの仕様が車にも優しいですね。