2015年03月02日

GSX-R1000 フレーム修理

今日はバイクの作業です。
GSX-R1000のステッププレートのフレーム側についている取付用のボスが折れてしまいステッププレートが取付できない状態です。
作業がしやすいようにお客さまの方で予めカウルなどを外してきてくれました。
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下側がこの様に折れています。
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まずは溶接箇所に近いゴム製パーツなど熱の影響を受けそうなパーツは取り外します。
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折れた部分とフレームはアルミ製なので、いつものように周りの塗装を剥がしてよく洗浄し、よく溶け込むように下準備を。
小さい部品ですが溶接の相手側が大きいので、こういう時には電流を高めに設定します。
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無事に溶接完了。
スイングアームがあり裏側からの溶接ができていないのですが、表側は2回分盛りつけてあります。
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溶接棒も何でも良くつくマグナ製を使用。
これで強度も問題ないと思います。
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しかし転んで衝撃を受けた時にステッププレート側が曲がったり折れるような設計には出来なかったのでしょうか…。
今回はこうやって直しましたが、これが直らなければフレーム交換になってしまうわけです。
ひとコケでフレーム交換は…なかなかのダメージですよね。
タグ:バイク 溶接
posted by SSWORKS at 16:43| WORKS