2013年01月29日

アルファロメオ155 続き

昨日に引き続き、アルファロメオ155・V6の整備です。
今日はドライブシャフトオーバーホールから。

このドライブシャフトはインナー側もアウターと同じCVタイプのジョイントでした。
けっこうコストかかってますね〜。
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古いグリスをしっかり洗浄するのがドラシャO/Hの基本ですね。
洗ってみるとジョイントは非常にキレイな状態でした。
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ここでミッションを載せる前にエンジン下回りけっこうオイルにじみが出ているので調べると、クランクのリヤオイルシールからでした。
これも一緒に替えてしまわないと!ということで新品に。
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クランクのオイルシールが届くまでの間にラジエーターを交換してしまいました。
ノーマルラジエーターと比べると軽く、大容量なのに重さは2/3くらいに感じられます。
コアの赤色は特殊放熱塗装だそう。
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更にクラッチのレリーズシリンダーとホースも交換します。
クラッチホースはミッション車載状態だと非常に交換が難しそうでした。
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作業途中の写真が抜けてますが、オイルクーラーはこのようにミッションケースの前下側に斜めに取り付けました。
このあとアンダーカバーを加工して、下からの風をすくい上げて冷やす作戦です。
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フロントバンパーやグリルの中もほとんどスペースがなく、やっと見つけた場所なのですが付けてみると効率もけっこう良さそう。

よく見かけるのがフィッティングが下向きになった状態で取り付けられているオイルクーラーです。
これだとエンジンを止めている間にコア内部のオイルが抜けてしまい、再始動のたびに油圧が上がるまで時間がかかります。
また大きなコアの場合は上部に溜まったエアが抜けず、容量を使い切れないことも考えられます。
オイルクーラー取り付けの基本は「フィッティングは上向きで」ですよ!
posted by SSWORKS at 18:18| WORKS