走っていると低中速の走行感がどうも良くない…。
特に2,000〜4,000rpm辺りの常用域でアクセルを踏んでいるわりに加速しない感じです。
AE111エンジンをAE86に換装した時によくあるみたいですね。
原因はインダクションボックスを外したからだとか純正ファンネルを使っていないせいだとか言われているようですが、スペース的にインダクションボックスの取付は難しそうなことと4スロ+アルミファンネルのルックスを大事にしたいのでベンチュリーアダプターを取り付けてみようということになりました。
どこかで作っていないかなーと探してみましたが、AE101スロットル用ばかりでAE111用は見つかりません。
まあいつものように「ないなら作ろうか!」となりましたが。
フランジ部は3mm厚の板から切り出し、手頃なサイズのアルミパイプで作った部品と溶接して旋盤で加工しました。
アダプターは長さ35mm、外径45φ。
入り口からテーパー状にしぼられているAE111スロットルに段差なくピッタリとフィットします。
アダプターの入り口側は25度、出口側は15度のテーパーで仕上げ、気流の剥離を起こさずキレイに流れるよう気を遣いました。
内径は色々考えた末とりあえず40φに設定してみました。
取付はこのようにエアファンネルとの間に挟みこむだけです。
さっそくテスト走行してみたところこれがかなり効果あり!
気になっていた2,000〜4,000rpmがスムーズに吹け上がりいい加速をするように。
吸気音も滑らかになり、高回転でのパワーの落ち込みもほとんど気になりません。
(ちなみにこの車のAE111エンジンはノーマルです)
この結果に気を良くしたので通販で売ることにしました。
価格は1個¥6,300。一台分¥25,200です。
安くはないですが、ご興味のある方はお問い合わせください。
一緒にTRDのクイックシフトも付けました。
なんとTRDから新品で販売されていたんですよ。(AE86以外は生産終了)
久しぶりにシフトレバーの交換作業をしましたね〜。
純正シフトの台座を外すと、中にあるはずの半球形の受け皿が付いていませんでした。
どうりでやたらグラグラしていたわけだ…。
TRDは受け皿一体のアルミ製なので外れることはありません。
AE86もこのようにパーツがある限りまだまだ楽しんでいけそうです。