ハブベアリングの交換です。
フロントハブからブレーキローターを外します。
ハンマーで軽く叩いて簡単に外れてくれればいいのですが、錆がひどいと強く叩きすぎてハブのオイルシール側が変形する危険があるので注意が必要です。
そんな時にはプレスで抜くのが安心・確実ですね。
外したベアリングのグリスはかなり汚れています。
ベアリング本体は一見普通なのですが、磨耗すると締付け調整の幅が少なくなります。
ピンポンチを使い、インナーレースも反対側から打ち抜きます。
ハブの中に残った古いグリスをキレイに洗浄します。
ベアリングのグリスはちょっといいものを使用しています。
エンジンオイルでいえば100%化学合成タイプです。
めったに交換しない部分だからこそ気を遣いたいところです。
グリスはしっかり規定量入れましょう!
たまに全然入っていない車も見かけますが、グリスは言ってみれば「すごく粘度の高いオイル」です。
高速走行時には熱で液体になっています。
量が足りないとベアリングが焼きつくこともありますよ。
フロントハブの締め付け調整。
新品ベアリングにして100Km程度走ったら再調整すると確実ですね。
ハブキャップにもしっかりとグリスを注入しておきます。
キャップは専用工具で入れれば凸凹になりません。
ハブやブレーキを交換し終わりました。
最後にメーターゲージの交換です。
ハチロクではよく故障するパーツですね。
新品部品がある今のうちが交換のチャンスです。
交換はトランクルームの中からできます。
故障原因はいろいろありますが、常に満タン近くで走っているといいらしいですよ。
でもそれだと故障しててもしてなくてもあまり関係ないですね。