この工場日記を見てお問い合わせくださったお客様でした。
こういうことが増えつつあり、更新し甲斐もあるというものです。
一見キレイなタンクですが、下側に集中的に錆が出ています。
錆で膨れていたところを削ると、塗装の下には広い範囲に小さな穴が無数に開いていました。
どうやってこの穴を埋めようかな…と検討の結果、デブコンというアルミニウムパテを使用することに。
このパテは接着力が高く、硬化後には機械加工も出来るくらいの強度になる特殊なものです。
もちろん耐ガソリン性にも優れています。
まずは錆部分を限界まで削り取り、パテの盛りしろを取るために穴の周囲を叩いて凹ませます。
デブコンを盛って硬化させます。
硬化後に研いで面出しをし…
さらに鈑金パテを盛って滑らかに整形し…
仕上げ用のパテで整えます。
全体を足付けしてサフェーサを塗ります。
塗装して完成です!
オーナーさんのご希望でセンターのラインは消しました。
しかしタンクの錆は内部に溜まった水分のために発生し、表面まで侵食していくものです。
納品時にタンク内部の錆止め処理を念入りにしていただくようお願いしました。
これからもっと暖かくなっていくと、バイクは乗るのもいじるのもいいシーズンですね。
実はバイクのタンクやカウルにもGZOXはおすすめですよ!