ダッジ・ラムのマフラー製作をします。
最初についていたマウフラーは社外品?を改造したようなサイド出しのもの。
けっこう使用期間が長かったらしく、錆で一部排気漏れも発生していました。
音量も大きいので「もう少し静かなマフラーにしたい」とのオーダーです。
差し込みタイプの純正フロントパイプ(触媒一体式)を加工してフランジタイプに変更し、ここより後ろをステンレスで製作する方法で決定。
エンジン排気量が大きいと音量も大きくなりがちなため、サイレンサーは大型の楕円タイプを2個合わせて使用します。
ちなみにメインパイプは70φ。
排気の抜けの良さをキープしながら効果的に消音するには大きなサイレンサー容量が必要となります。
パイプやサイレンサー内部に絞る箇所を設ければ音量は下げられますが排気抵抗は増えてしまいます。
80φパイプを2本合わせ、デュアルタイプのテールエンドを製作しました。
サイレンサーからリヤアクスル(ホーシング)の上を超え、左後方に出すレイアウトです。
マフラーのフランジガスケットはセンターに金属リングが入ったタイプを使用しました。
このタイプは抜けに強く耐久性も高いです。
ボルト・ナットはそれほど高強度のものは使用しません。長期の使用で錆びついても簡単に折って外すことができるので。
完成したマフラーは予想通りマイルドでありながらもスポーティなサウンドで、お客さまにも喜んでいただけました。
走っても以前よりパワーアップしている様子で、良いフィーリングのものに仕上がりました。
太目のパイプ径とストレート構造のサイレンサーが良かったみたいです。
そのうち燃費の違いも聞いてみたいですね。