古くなったオルタネーターをリビルド品に交換するという普通の作業なのですが、今回はオルタネータ交換時のちょっとしたチェックポイントを紹介したいと思います。
外した純正オルタネーターと比べると、リビルド品は少しサイズが大きくなっている感じです。
取付は問題なくできました。
今回は車両の年式的にも配線の劣化なども考えられます。
オルタネーターの接続端子やコネクターの腐食や断線もチェックしておきたいところです。
バッテリーからのアースは念のために追加で配線を製作しておきました。
これでスターターの回転が非常に良くなりました。
バッテリー端子間の電圧チェック。
12.9Vあったので電圧は問題なし。
12.5V以下なら要充電、充電してもダメな場合は寿命なので交換が必要になります。
次にオルタネーターのB端子とバッテリー間の電圧もチェックします。
ここでバッテリー電圧よりも低くなっているようならこの配線間での通電不良が考えられます。
続いてエンジンをかけての電圧チェックを。
14.4V出ているのでバッチリです。
15V以上になることは普通ありませんが、14V以下だったら何か問題が起きているかもしれません。
ついでにクランプメーターで電流値も見ておきました。
アイドリング時で約21A、ヘッドライトを点灯すると33A以上流れていました。
A/CをONにすると50A以上になります。
オルタネーターは頑張っていますね。
それから古くなって弱ったバッテリーを使用し続けていたり、オルタネーターベルトが緩んでスリップさせたまま乗っているとオルタネーターの故障原因となりますよ。
気づきにくいところですがたまには点検しましょう。