内容はリヤのメンバーカラーの取付とフロア下回りの塩害ガード塗装になります。
メンバーカラーはスプーンスポーツから発売されているリジカラです。
車体下面のフレームにボルトやナットで接合されているサスペンションメンバー取付穴の隙間に入れて、メンバーの余計な動きをなくすパーツです。
基本的にはこの2種類の形状のカラーがセットになっています。
上側の薄いほうは中央で切れていて、折り曲げると2つに分割されます。
リヤメンバーを下から見るとこんな風についています。
取付穴は前後左右合わせて4個。
後ろ側のマウント部は障害物もなくスムーズにナットを緩められるのですが、前側マウント部はフロアパネルが邪魔になります。
塩害ガード塗装もありますので、ついでに4枚まとめて外してしまいました。
ナットを緩めてメンバーを下げてみると、ボディから突き出ているスタッドボルトとボルト穴の間には確かにこんな隙間が。
ここに先ほど2分割にしたカラーに付属グリスを塗って組み付けします。
マウントの下側からは分割されていないドーナツ型のカラーをセットします。
カラーのセットにはちょっとしたコツが必要です。
うまくセットできたら最後にナットを締めていくのですが、4ヶ所を対角線上に満遍なく締めていきます。
ホイールナットと同じですね。
リジッドカラーの取付が終わったら塗装工場に移動して塩害ガード塗装に入ります。
まずはボディ上面やマフラー、足回り、ブレーキなど塩害ガードがかかってほしくない部分をマスキングします。
準備ができたら人間も完全防備で塗装します。
塩害による錆はリヤ周りから始まりフロント側に進行してくるので、リヤ側は特に重点的に塗っておきます。
塗装が乾いたらマスキングを外し、フロアパネルを取付して完成です。
さてリジッドカラーの効果のほどですが、これが思った以上のものでした。
取付前に試乗した時とは明らかに乗り味が変わっています。
一言で表すなら「上質な感じ」。
段差の乗り越し後にストンと収まるというか、磨り減ったタイヤを新品にした時の感じというか。
車種によっても体感度は違うかもしれませんが、乗り心地に不満がある方ならやってみる価値ありだと思いますよ。