交換するショックはビルシュタインのもの。
今付いているものも同じモデルなのですが、10年以上使用してヘタリきっていたのと外観も錆が浮いていました。
まずはリヤショックの交換からです。
リヤの交換作業に特に難しいところはなくスムーズに作業は完了。
ただ国産車と違って16mmや18mmの工具が必要になります。
リヤタイヤを外したついでにスタビライザーブラケットのネジの緩みもチェック。
ここのボルトは意外と緩みやすいのです。
フロントショックの取り外しはちょっと大変。
普通のストラット形状なのですが、ナックルとストラットが一体になっているためブレーキローターやキャリパーも全部外さなくていけません。
フロントショックはカートリッジ式。
スプリングコンプレッサーでバネを外します。
バネを外してショックの取り外しにかかります。
ショック固定用の口金は再使用せず新品交換になるので、パイプレンチで一気に外してしまいます。
口金が外れるとショックはスルッと抜けてきます。
この時シェルケース内部に水が溜まっていることがよくあります。
もちろん錆の発生原因になりますので、対策としてケースの底にドリルで小さい穴を一つ開けておくと錆防止に効果的です。
ストラットの口金辺りも錆びていたので、錆を落として再塗装しておきました。
こんな機会じゃないとなかなかきちんと塗れませんからね。
最後に新しいショックを入れて口金を閉めて完成。
締め付けには特殊工具を使用します。
口金に傷もつかず確実に締められます。
この車でもうひとつ作業がありましたが続きは明日。