2014年04月04日

インプレッサ クラッチ交換の続き

今日はクラッチの話の続きです。
「クラッチディスク自体の軽さがシフトフィーリングの良さに直結する」ということについて。

走行中、クラッチディスクはクラッチを切っている状態でもミッションのインプットシャフトにつながり高速回転しています。
そこでシフトアップ/ダウンの操作をする時、ディスクの慣性重量の差がそのままシンクロの同調の早さを左右します。
重いディスクはミッションに負担をかけ、ギア鳴りが発生しやすく、素早いシフトを妨げます。
できることならクラッチディスクは極力軽いに越したことはありません。
その点カーボンディスクやメタル素材でも小径マルチプレートタイプは慣性が小さく最高の性能ですが、価格も最高ですね。
ただマルチプレートタイプはクラッチの切れが悪くなりやすいこともあるので注意が必要です。
切れの悪いクラッチは結局ミッションに負担をかけてしまいます。
またエンジンパワーに対して必要以上の強化クラッチもミッションを含む駆動系全体に負担をかけるのでバランスを考えて選びましょう。
以上クラッチ選びのポイントでした。


インプレッサの仕上げです。
クラッチの取付けは意外と気を遣います。
一度ミッションを載せてしまうと簡単にメンテナンスできないところなので耐久性の高いグリスを使用したり各パーツのフィッティングをよく確認しておくことが重要です。
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フライホイールを取付ける時にはクランク側のネジ穴やフライホイールボルトのネジ山を清掃してから取付けるのもポイント。
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最後にしっかり慣らし運転をしてアタリをつけてからまわして走るようにしましょう。
特にノンアス系のディスクは慣らしが重要です!
posted by SSWORKS at 19:50| WORKS