2015年01月22日

117クーペ エアコン修理 その2

いすゞ117クーペのエアコン修理、二日目は各部洗浄編です。

コンプレッサーの問題が解決したところで各パーツを取り外し、内部をよく洗浄しなければなりません。
今回のようにコンプレッサーがロックするなどで故障した時にはコンプレッサー内部から大量の金属粉がエアコン配管へ回っています。
これをそのままにして新しいコンプレッサーを取り付けてもすぐに壊れてしまうので洗浄は重要です。
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レシーバータンクも部品がなかったので一度切断して分解し、中身を出して洗浄しました。
これも普通はしない作業ですね…。溶接ができて良かった。
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コンデンサーは内部をよく洗って錆防止のために塗装して仕上げました。
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エバポレーターは室内側から作業します。
グローブボックス奥をバラして取り外します。
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中を覗くとエバポレーターはすごいことになっていました。
汚れがビッシリとついて風も通らない状態です。
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というわけで中も外も徹底的に洗いました。
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エバポについているエキスパンションバルブは奇跡的に新品部品の在庫がありました!
本当の長期在庫だったのか、もっと新しい他の車と共通部品なのか。
とにかく新品で使えるのは安心です。
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エバポレーターのボックスもきれいに清掃して隙間テープやブチルテープを使用して隙間なく組立します。
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エバポレーターボックスを取付したら洗浄済の各パーツを取付していきます。
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明日はいよいよ完成編です。
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2015年01月21日

117クーペ エアコン修理

今回はいすゞ117クーペのエアコン修理です。
なかなか手ごたえのある作業だったのと画像がたくさんあるので数回に分けてご紹介を。
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車両は最終型のインジェクション仕様、DOHCエンジンのものです。
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まず本日はコンプレッサー編をお送りします。

コンプレッサーが故障しており、内部でロックしていてプーリーが全く回りません。
エアコンスイッチをONにするとヒューズが切れてしまいます。
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こうなってしまうと普通はコンプレッサー本体をまるまる交換することになるのですが、なにせ車が古いため部品がありません。

そこで電装屋さんに相談してサイズと形状が近くなるように入手可能な他車部品を組み合わせてコンプレッサーを製作してもらいました。
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プーリー部のサイズは全く同じですが、本体は少し小型になりました。
何かのトラック用?をベースにしたとの話です。
エアコンガスはもちろん134aを使用できるようにしてあります。

コンプレッサーはインマニ下側のかなり窮屈な場所についていました。
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これが純正コンプレッサーをシリンダーブロックに固定していたブラケット。
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新コンプレッサーを合わせてみると一ヶ所だけボルト穴が合っていました。
残りの三ヶ所はアダプターを作らないと固定できません。
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ということで15mmのアルミ板をベースにアダプターを製作。
こんな感じでバッチリ固定できました。
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明日は大事な洗浄編です。
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2015年01月19日

キャラバン パワステ配管修理

本日もまたまた錆に関する作業です。
車は日産キャラバン。
年式的に錆が出ても不思議はないのですが、今回問題になったのはパワステフルードの配管。
このパイプが錆びて小さい穴が開き、そこから徐々にパワステフルードが抜けていって最終的にはパワステが利かなくなっていました。
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取り外した配管。
ここまで錆びるとどこから漏れてもおかしくありません。
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右側のホイールハウス内には本来この様なプレートがついていたのですが、これが割れたか外れたかしたために内部に水が入り錆の進行を早めたと思われます。
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同じくエアコンのコンデンサーもかなり錆びて変形し、電動ファンの羽も外れていました。
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今回のケースのようにフェンダーライナーが外れていたり機能していなかったりすると、想像以上にいろんなパーツへのダメージが出ます。
最近の車は単純に泥や水の侵入を防ぐためだけでなく走行中の空気の流れまで考えて作られているものも多いので、車高を下げて走っている車などで気軽に外してしまっている人はちょっと考えた方がいいかもしれません。
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またパワステフルードの漏れは気づいたら早く修理しないとパワステポンプにまでダメージが出て修理代が非常に高くなりますよ。
こちらも注意してくださいね。
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2015年01月16日

S30Z メーター球LED化

今回は日産・S30フェアレディZのメーター球を純正品からLED球に交換した作業です。
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純正品は現代の車と比べると非常に暗く色合いも黄色っぽい感じです。
後付の社外メーターは明るく、また白く光るのでマッチングがイマイチ。
そこで汎用のLED球に交換して明るさアップと統一感を出そう!ということになりました。

Zはメーター部だけを簡単に取り外してメーター球を交換するということができない構造です。
バルブ交換のためだけにでも一度ダッシュパネル全体をごっそり全部外す必要があります。
さらに古い車だからシンプル構造で簡単に外れてくるかと思えばこれがなかなか大変な作業で、昔の整備士さんは大変だっただろうな…と思いました。
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ダッシュパネルを取り外してメーターを裏側から覗くと、黒いプラスチックのソケットが見えました。
配線を軽く引っ張れば抜けてきます。
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今回使用するLED球はエーモン製の汎用品。
無加工で取り付けられるわけではないのでソケットを一度分解し、シリコンのクリアチューブを利用してマウントする方法を取りました。
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ソケット側もチューブのサイズに合わせて穴あけ加工を。
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このソケットは一部が金属製になっていて、この爪の部分が金属製のメーター本体に通電する仕組みです。
通電不良を起こさないようにハンダでしっかり留めておきます。
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完成し、通電させてみるといい感じに明るく光っています。
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車両取付後の写真がないのですが、光の様子がうまく撮影できませんでした。
さらに思っていたよりメーターが明るくならなかったのです。
LED球単体で見た時にはあんなに明るく光っていたのですが、LED光の特性なのか、単純に光量が足りなかったのか?
色合いはバッチリだったのですが。
こういう作業に不慣れなところが丸出しになってしまいましたが、次はもっと明るく小型のLED球を探してチャレンジしてみたいと思います。
タグ:日産 小技 美観
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2015年01月15日

DC5インテグラ リジッドブッシュ取付

ホンダ・DC5インテグラにフロントメンバーの補強ボルトの取付をしました。
3Q自動車さんのリジッドブッシュという商品です。
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スプーンさんのリジカラと同じ効果を狙ったものなのですが、リジカラがメンバーボルト穴の上下にカラーを挟む構造なのに対してこちらはメンバーボルト穴の内側、より広い面積にはまり込んで固定される構造。
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ただ取付時にはメンバーボルト穴の削り加工が必要なので、取付自体はボルトを下から差し込むだけとはいえ簡単ではありません。

純正のボルトを取り外したらこのようなリューターを使用してボルト穴を直径で1〜2mm程度拡大します。
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拡大加工が終わったらボルトがスムーズに入りやすいように角を面取り。
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ボルトのネジ部とアルミカラーにカジリ防止のためにスレッドコンパウンドを塗ってから取付。
この時に一ヶ所だけを先に強く締め付けず、ホイールナットのように4ヶ所のボルトを少しずつ均等に締めていきます。
このあたりはリジカラの取付時にも同じ注意が必要です。
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作業を完了して走り出すとすぐにフィーリングの違いに気がつきます。
サスペンションがスムーズに動ききれいにギャップを吸収していく感じです。
手軽に剛性アップが体感できる商品ですね。
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2015年01月09日

EFシビック ナックルアーム加工

年明け二回目はナックルアームのショート加工です。
車はホンダEFシビックです。
部品単体でお預かりしての加工作業となります。
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加工部はできるだけ力がかからず、切ってもアライメント変化が少ないナックル上部にします。
20mmの短縮加工です。
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まずは作業しやすくするためによく洗浄し、各角部のバリを取っておきます。
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次に加工の邪魔になる出っ張りやステーなどを切り取り、表面を滑らかにします。
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加工に入る前に現在の寸法を確認。
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切断部をマーキングしたらしっかりとバイスに固定して切断します。
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斜めにカットしているのは溶接の長さを稼いで強度を上げるためです。
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溶接棒は素材に合わせて鋳物用のニッケル溶接棒を引っぱり出してきました。
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点付けで仮固定が終わったら繋ぎ目に沿ってV字型の切込みを入れます。
これも溶接面積を大きく取るためですよ。
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本溶接は少しずつ切り込みを埋めていくようにナックルを回しながら行います。
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さらに安心感を高めるため、溶接部を左右から挟みこむように当て板をしておきます。
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加工部の出来上がりはこんな感じです。
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最後に防錆性の塗装を施して完成!
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今回のようにナックルアームの上部だけを短縮した場合は、ロールセンターアダプターなどを使用してロアアームのジョイント部を短縮量と同じだけ延長するのがおすすめです。
短縮量にもよりますが、通常ストローク量に合わせてネガティブキャンバーになっていくアライメントが逆にポジティブ側に変化してしまいます。
これでは走行性能も何もあったものではないので気をつけてくださいね。
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2015年01月07日

BMW 530i 足回り修理

あけましておめでとうございます。
5日(月)より営業しております。
年末の忙しさもありまして、少し間を空けてしまいましたが今年も作業日記を書いていきますのでよろしくお願いいたします。

さて2015年最初に紹介するのはBMW530iのリヤアッパーコントロールアームとリヤハブベアリングの交換作業です。
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最近走行中にリヤからのタイヤノイズ?が大きくなったことと直進時にふらつきがあるとのお話での入庫。
点検してみるとタイヤには問題がなく、アッパーアームとハブベアリングが原因でした。
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外してみるとアッパーアームはボールジョイントのブーツが切れて中に水が入り、ボールもガタガタになっています。
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交換する新品パーツです。
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対策品なのでしょうか?
ジョイントブーツの形状が変わっています。
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ハブベアリングの交換手順は写真を撮り忘れたので省略…。

それよりも今回の作業中にリヤブレーキのパイプラインが錆びているのを発見!!
表面がポロポロと剥がれて穴が開いてしまいそうです。
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本来は交換するところなのですが、今回は時間の都合などからワイヤブラシで錆を落として表面をグリスでガードして錆から守ることに。
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この緑色のグリスは和光ケミカルさんの「タフグリース」というスペシャルな製品。
東日本大震災の復旧工事に携わる車両向けに「とにかく錆に強いグリスを!」との要望で開発した防錆性・極圧性・耐塩水性に優れたものだそう。
※いつもの通り容器は適当な手持ちのものです。
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これで当分は大丈夫だと思いますが、早めに交換した方がいいことに変わりはありません。
最近は融雪剤の散布量が一時期の二倍以上という話も聞きました。
洗車時には塗装面だけでなく下回りにも気を遣いたいですね。
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2014年12月22日

年末年始休業のお知らせ

12月に入りまして2回ブログを更新しましたが、その後は年内納車の作業や通販パーツの製作に明け暮れてまたも記事を書く時間が取れずにおります…。
ちなみに今日は朝から除雪でたいへん。

さて年末年始のお休みについてですが、
12月30日(火)〜1月4日(日)までお休みさせていただきます。

1月5日(月)より通常営業です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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2014年12月09日

BMW M3 エンジンマウントスペーサー製作

今日はBMW・M3のエンジンマウントスペーサーを製作してみました。
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今回の車はマフラーのフロントパイプ下部とセンターパイプ部がフロアフレーム下より下に飛び出しているため、大きな段差ではよくマフラーを擦ってしまうようです。
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マフラーそのものを加工しようかとも思ったのですが形状的になかなか難しく、費用もかかってしまうためエンジンとミッションを少し持ち上げることで解決しようと。
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まずエンジンマウントを外してよく観察。
マウントから出ているスタッドボルトの長さに10mm程度の余裕があります。
これを利用して10mm厚のスペーサーを製作することにしました。
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スペーサーの素材はアルミです。
これをマウント形状に合わせて丸く切り出します。
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これをマウント下部に挟み込めばいきなり完成です。
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ミッション側のマウントにも5mm厚の座金を入れてバランスを取りました。
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たったこれだけの作業ですが10mmの違いは大きく、今まで必ずマフラーを擦っていたところを走行しても大丈夫だったそうです。
どの車でもできるとは限りませんが、手っ取り早く地上高をかせぐ方法としてかなり有効だと思います。
特にFR車は構造的にやりやすいのでおすすめです。
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2014年12月01日

240Z アルミキャップ

今回は製作した部品のお話を。
240Zのクラッチとブレーキマスターシリンダー用のアルミキャップです。
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キャップといってもフルードカップへ取り付けるフタそのものを製作したわけではなく、純正のフタの上からかぶせる化粧キャップです。
エンジンルームの各パーツがきれいになってくると、だんだんこういう小さい部分にも手を入れたくなります。
アルミの丸棒から削り出しで製作したこだわりの一品です。
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装着は純正キャップの上からはめ込むだけのワンタッチですが、今回は少しクリアランスがきつく、一度はめ込むと外すのが大変でした。
もう少し大き目のクリアランスで作って、両面テープ併用での装着が良さそうです。
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このキャップの製作は今回初めての試みだったのですが、丸い形のものであれば他車種でも簡単に作れそうですね。
興味のある方はご来店いただいて、お車を見ながら相談させていただければと思います。
posted by SSWORKS at 18:52| WORKS